今から60年ほど前のお話です。

沖縄県はうるま市、平敷屋という小さな街で

「いなりとチキン」は生まれました。

いなり寿司は、交差点にある

小さな食堂のメニューのひとつでした。

当時は人とひとの距離が近く
「今日のいなりは甘すぎる」「今日は酸っぱい」など多くの声が寄せられました。
その声を集めて活かすことで、誰もが好きな「人懐っこい味」のいなり寿司が出来ました。

私たちはそのレシピを引継ぎ、より多くの人に召し上がって頂けるように、もっと身近な存在となれるように「オイナリアン」を立ち上げました。

今から15年ほど前のお話です。


私たちの商品は沖縄そばやタコライス、沖縄てんぷらやポーク卵おにぎりのように地域を背負うような「ソウルフード」ではありません。

お米は北海道産、油揚げに用いる大豆は九州産で原材料も沖縄らしくはありません

それでも沖縄産まれの食品として、

現存する本家の味に近づけるように、

ある時は手軽なごはんやおやつに、

またある時はちょっとした手土産に、

そして清明祭や旧盆といった伝統行事の一助となれるように、子どもたちにオイナリアンが食べたいと言ってもらえるように、これからも

今日はいい日だから、

いなりとチキンを一緒にたべよう

を目指します。